このデバイスは、自作の赤外線センサーを使って、対象が通過したタイミングを自動で計測する「ラップタイマー」です。M5 StickC Plus2に内蔵された画面とスピーカーで操作と結果を確認できます。

内容物
- M5 StickC Plus2
- 赤外線センサー付きゲート
- 機材固定用練り消し
別途ご準備いただくもの
- モバイルブースター等の給電装置
- USB-Cケーブル(充電用)
ラップタイマー単独でも稼働できますが、連続稼働はおよそ1時間となります。給電しながらもラップカウントできますので、モバイルブースター等の給電装置をご準備されることをお勧めいたします。給電はUSB-TypeCケーブルを使用します。モバイルブースターは、盤の中央部に固定用練り消し等で仮留めします。
ボタン操作
センサーゲートからStickC(黄色い筐体)を取り出し、ボタンを操作します。

- Aボタン(M5と書かれたボタン): リセットしてスタート演出 → 計測開始
- Cボタン(側面のM5と同じ高さにあるボタン): 最大周回数を+1。電源ボタンも兼ねており、起動は2秒間の長押し。稼働中に6秒間押し続けると電源オフ。
- Bボタン(側面の画面横にあるボタン): 最大周回数を1にリセット
基本の流れ
- デバイスの電源を入れる(側面部ボタンCを2秒程度長押し)
- 周回数の設定。画面左上の数字が週回数で、Cボタンで+1されます。押し過ぎた場合はBボタンで、1にリセットされます。
- Aボタン(M5と書かれたボタン)を押して「READY」表示 → シグナル点灯 →シグナル消灯 「GO」表示で計測準備OK→ゲート通過で掲示開始
- センサーの前を通過するたびにラップが記録される
- 設定された周回数(デフォルトは1)で自動的に「GOAL」と表示される。ゴール下の中サイズの文字(label1)が合計タイム。その下の小サイズの文字(label6)は、スプリットタイムです
表示される内容
- label0: 経過タイム(0.1秒単位)
- label1: 合計タイム(GOAL後に表示)
- label2: 最大周回数
- label3: バッテリー残量
- label4: センサーの現在値(500以上で通過判定)
- label5: ステータス表示(READY/GO/GOAL/周回数)
- label6: ラップタイムのリスト
使い方のポイント
- 通過判定はセンサー値が
500以上
になった瞬間に反応します。 - 最低でも
2秒以上
の間隔で周回してください。ゲートセンサー部を長時間遮ると、誤計測となります。 - 通過時に「ピッ」という音が鳴り、ラップが記録されます。
よくある質問
Q. センサー値がずっと高いままでラップが計測されません
A. センサーが常時反応している状態です。ゲートのセンサー部(四角いリフレクターセンサー)の位置がずれている可能性があります。四角い窓の奥にセンサー全体が見える位置に調整してください。
Q. ラップタイムが表示されないときがある
A. 誤検出防止のため、一度通過してから次の通過までに 2秒程度 の間隔を取っています。
ラップタイマー原案と機材の選定について
本デバイスは、DJやカートなどをアクティブにこなし、お風呂をこよなく愛するエンジニア、“フログラマー”の@masuidriveさんにご協力いただきました。機器と電子部品の選定やプログラムのアイデア、サポートの手法など、さまざまなヒントをくださいました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!